スマホ

スマホをやめる効果とは?実際にだらだらスマホを見る時間を減らすとメリットしかなかった

だらだらスマホを眺めている女性

何かと便利で暇つぶしにも最適なスマホ。時間ができるとつい手にとって見てしまう人も多いのではないでしょうか。

ぼくもその1人なんですが、なんか最近気分が重いので、ひとつ実験をしてみました。

  • だらだらスマホを見る時間を減らしてみたら?
  • その時間を休息に回してみたら?

結果、メリットしかありませんでした

そこで今回は

  • だらだらスマホが息抜きにならない理由
  • スマホ時間を休息に回して得られたメリット
  • スマホを見る時間を削る方法
  • できたスキマ時間で休息をとる方法

についてお話したいと思います。

スポンサーリンク

スマホってついだらだら見続けちゃう

スマホ、一度開くとついだらだら長時間見ちゃいますよね。

しかしなぜスマホはそこまで時間を食っていくのでしょうか。

ニュースやSNS、ゲーム、メール、なんでもこなせる存在である以上の理由があるとぼくは思っています。

スマホは屋根裏部屋の天窓である

天窓

ぼくはスマホは世界を切り取る天窓のような存在だと思っています。

子供のとき、屋根裏部屋に憧れませんでしたか?ベッドに寝て天窓を見上げる風景を夢見ませんでしたか?

限られた視界の向こうには無限の宇宙。見えない窓枠の外側は好奇心と冒険心と想像力をくすぐりませんでしたか?

スマホも同じだと思うんですよね。

6インチの動かせる天窓でくすぐられる好奇心

スマホの画面の向こうは無限のインターネットの世界が広がっています。

たった6インチ弱の小さな画面で、ぼくたちはその一部を切り取って覗きこんでいるわけです。

ただ本物の天窓なら窓枠は固定ですが、スマホだと指先を少し滑らせれば枠の外側やさらに奥が見られます。

そうして得られるのは「なんでも見られる」という全能感。しかし一度に見られるのはほんの少しの範囲だけ。

だからスマホは人の興味を離さないんです。もっと見たい。その先の見えないところ、もっと奥にはお宝があるはずだ。

そうしてぼくたちはスマホにのめり込んでいくんです。気づけば10分、20分、30分・・・

スマホを見るのは息抜きになっていない

そんなスマホ時間、多くの人は息抜きだと考えていると思います。

しかしぼくはそれを真っ向から否定したい。

なぜなら、スマホを見ている時間でも頭や身体は酷使されているからです。

スマホを凝視していると異常に目が疲れる

スマホに表示される小さな文字や明るい画像を見ていると目が疲れます。

操作するたびに画面が揺れ、目は常に焦点をあわせなきゃと忙しく動きます。

特に画面の揺れやすい歩きスマホや、夜の暗いベッドルームで見るスマホは最悪です。

スマホを眺めるだけでも脳は酷使されている

もっと言うと、単に目をあけているだけでも脳みそは疲れるもの。

脳は常にインプット過多。風呂やトイレで色々とアイデアが出てくるのは、それらインプットがあるからです。

スマホで情報をさらにインプットしているとさらに疲れてしまうんです。

スマホのだらだら見は「疲労」の回復には効かない

もちろん、スマホは心の感じる疲れである「疲労感」なら回復できるかもしれません。

好きなものをスマホで見たり、好きなゲームをプレイしていると気分があがってきますもんね。

しかし上で述べたとおり、スマホを見ること自体が頭と身体に負担をかけています。

したがってスマホを息抜きに見るのは「疲労」の回復には役に立ちません。

だって頭と身体は休息を取れていないんですから。

休息は心身の健康に欠かせないピース

過労でベッドに倒れた人の足

そもそも、頭や身体の「疲労」がちゃんと回復できていないと心身の健康に支障をきたします。

特に頭(脳)の休息は心の健康や前向きな自分を作るためにとっては非常に重要。

脳外科医である築山節さんの著書「脳と気持ちの整理術」 でも前向きになりたければ、つべこべ言わず寝ろと書いてあります。

休息は、心身の健康を保つために不可欠なのです。

だらだらスマホをやめた効果・メリット

実は頭と身体に負担をかけ続けている、だらだらスマホ時間。

それを必要最低限まで削り、頭と身体の「疲労」を回復する休息に回したら?

ここ数日、試してみた結果を共有したいと思います。

正直、効果抜群でした。

イライラしにくくなった

イライラすることが目に見えて減りました

厳密には、外部からの刺激やストレスへの耐性がアップしたように感じます。

たとえば何かが自分の思い通りにならなかったり、期待と現実にギャップがあったり、もしくは単純に外が寒くて雨が降っていたり。

そういった気が滅入るような出来事に対しても気持ちが重くなることが少なくなりました。

「しょうがないからこうしよう」と次のアクションに視点を移すだけの心の余裕ができたイメージです。

頭の回転が早くなった

頭の回転が早くなったことを実感しています

疲れているときのあの頭の後ろのだる重さがなくなっているのを感じます。脳に元気が巡っている感じ。

そして、休まった脳みそがクルクル回るのがわかります。文章を書いていても、人と話していても、次へ次へとアイデアやトピックが溢れ出てくる。

「深夜残業より早帰りの翌朝の方がはるかに生産的だ」「朝活はいいぞ」とよく言われていますよね。それは頭が十分に休息できた状態だからです。

朝だけでなく、だらだらスマホを見ていたスキマ時間でとった休息でさえ、頭の回転は戻るんです。

キビキビと動けるようになった

あまりくよくよ悩むことなく、キビキビと動けるようになりました

心に余裕がない、頭が疲れているときほど、必要以上にくよくよしてしまうもの。やらないといけない大事なことでも「めんどくせ」が出てきて、行動を起こすまでワンテンポ遅い。

時には他のことに手をつけ始めて大事なことは後回。そしてスマホに手を伸ばして・・・なんてことも。

しかし、だらだらスマホの時間を休息に回したら、「腰が重い」状態になることが激減しました。

思い立つ、やるやらないを判断する、行動に移す、という3ステップを処理するのにかかる時間が短くなり、「腰が重い」状態がなくなったんです。

身体が疲れにくくなった

身体も疲れにくくなりました

頭(心)と身体の疲れはリンクしているもの。頭が疲れていると身体もだるいし、逆も然り。

だらだらスマホで「疲れ」をためるのでなく、逆に休息にあてることで「疲れの回復」を目指してみた結果、頭だけでなく身体も疲れにくくなったと感じています。

もちろん休息の種類によって回復できる部分や度合いは変わりますが、少なくとも目の疲れはかなり軽減されましたよ。

スマホ依存(だらだらスマホ)をやめた方法

メリットだらけで正直自分でも驚いています。休息の威力はすごい。

しかしだらだらスマホをやめるからって、スマホを使う必要があることまで削るのはよくありません。

そのためぼくは、スマホでやりたいことはちゃんとやりながらも、スマホを見る時間を極限まで短くすることにしました。

ぼくが実践した方法を紹介しますはこちら。少し話が長くなってきたので、別のページでご紹介します。

1. スマホを見る前に目的を明確にする

目的を見据える

だらだらと長時間スマホを見てしまうのは、「何かおもしろいものないかな」とあてもなくスマホを開いてしまうからです。

スマホで一体どんな情報がほしいのか?得たいものはなにか?

これらが明確でないままスマホを見ると、沼にハマります。だらだらスマホ一直線です。

ハマらないためには大事なポイントは2つ。問いを具体的に設定することと、ネットに答はないと知ることが重要です。

問いを具体的に設定する

はてなマーク

あてもない情報の海に溺れて時間を奪われるのを避けたければ、自分は何を知りたいかという問いを明確にすることです。

得たいものがわからない。ゴールがわからないまま歩くのは、地図のない状態で山道を歩くのと同じ。疲れるだけ疲れて結局なにも得るものなしでフィニッシュになってしまいます。

自分が解決したい課題や答えるべき問いが具体的であればあるほど、答えにたどり着くまでの無駄は省かれ、要する時間は短くなります。

これは知的生産の求められる仕事にも通じることで、名著「イシューからはじめよ」でも説かれています。

ネットの海に答えはないことを知る

ネットの海に答えはない

ただし覚えておきたいのは、ネットの世界に自分の求める答えがあるとは限らないこと。

そもそもこの世の情報すべてがネットにあるわけじゃありません。

自分の問いに対するピンポイントの答えがある可能性は、非常にまれです。

最後は自分で考えないと答えが出ないことがほとんどでしょう。

明確な問いを持ちつつ、ネットにピンポイントな答えはないことを肝に銘じること。最後は自分で考えること。

これがスマホをだらだら見るのを止めるための根っことなる考え方です。

2. スマホ時間にタイムリミットをつける

たくさんの時計

目的をもってスマホを開け、というお話をしました。

次に、「なんかおもしろいものないかな」系の暇つぶしだらだらや終わりのないやり取り系だらだらを避けるため、スマホを見る時間に制約をかけていきます。

こうすることで、限られたスマホ時間の中で優先的にやるべきことはなにかを自分自身に突き詰めさせます。

SNSは5分見たら閉じる

SNS

SNSでフォローしている人の投稿を全部チェックしていると、時間がいくらあっても足りません。

特にTwitterのようにタイムラインがリアルタイムで無限にリロードされるタイプのSNSは注意が必要で、いつまでも新しいツイートを追いかけなければならなくなります。

SNSを見る時間をたとえば5分までとしましょう。そうすると

  • 一番最初にチェックすべき人は誰か
  • 投稿へのコメントのとDMへの返信どっちが重要か
  • 「いいね!」を押して回る意味はあるのか

といった自分にとっての重要度という尺度が出てくるはずです。

あなたは、誰との関係を大事にしたいですか?

LINEやメールは短文即レス

チャット

延々と続くLINEやメールのやりとり

深夜までLINEのグループチャットに付きあわされて寝不足、なんてものが日常茶飯事の方もいると思います。

既読無視は印象が悪いし、相手とのやりとりの切れ目も気になりますよね。

ただ、LINEやメールの向こう側にいる人は今ヒマで話したいと思っているかもしれませんが、あなたにはあなたの事情があるはず。

それを無視して勝手にチャットを続け、あげくの果てにレスが遅いと怒るのはただの自分勝手です。

そんな人にオススメしたいのが、短文即レスです。

  • 「そうなんだ、でも今ちょっとタイミング悪いからまた後で連絡する」
  • 「どうしても今じゃないとダメなら電話して」

的な即レスをしてスマホを閉じ、電話がかかってこなければ放置。

自分の都合のいいときにメッセージを送って話の続きをすればいいんです。

自分の時間を取り戻しましょう。

実際に時間を測ってみる

時計、メガネ、ペン

だらだらスマホの時間を制限するのは意識するだけではなかなか実行できません。

最初はできたとしても、ゆくゆくは「もうちょっとだけ」「あと5分」が何度も続いてしまうのがオチです。

そんなときは100均のキッチンタイマーやスマホのタイマーアプリで、スマホを見る時間を区切ってみてください。

「え、もう5分もたっちゃったの?」と思うはずです。

3. スマホ操作を極限まで効率化する

スマホを触っている

目的をもってネットを泳ぎ、人に引っぱられるだらだらを避けるというお話をしました。

次は、自分のスマホ操作(探す、見る、入力する)を徹底的に効率化することでスマホの利用時間短縮を図ります。

ホーム画面を整理する

スマホのホーム画面

スマホのホーム画面、ぐちゃぐちゃになっていませんか?

使いたいアプリやショートカット、すぐ使えるところにありますか?

スマホはアプリを開いてからが本番ですので、アプリ自体を探す手間や時間はゼロに近いほどよいはずですよね。

ならば、限られたスマホ時間でも使いたいと思うアプリをホーム画面に持ってくることで、アプリを探す時間を短縮しましょう。

人が何かを探すのにかけている時間は人生で150日と言われています。

スマホの中身も整理して、探す時間を短縮しましょう。

情報を読むスピードを高める

加速する車

スマホを使う時間の多くはSNSやWebサイトの閲覧で占められていると思います。

そこで意識したいのが、速読です。

情報を読むスピードを早めることで、スマホの利用時間を圧縮します。

たとえばRSSフィードを高速処理する方法をこちらの記事で紹介しています。

参考 1時間で800件のニュースを速読する方法 – NAEの仕事効率化ノート

文字入力を高速化する

スマホで文字を打っているところ

スマホでの文字打ち、特に手入力は時間がかかるものですので、そこを短縮します。

手での文字入力をやめる

そもそも手で文字を入力しないというアプローチなら・・・

  • 単なるメモや検索は音声入力でやる
  • 意図が通じるレベルなら漢字変換の間違いは気にしない
  • なんならスタンプ一発で済ませる

みたいな「手抜き」は有効です。(実害のない範囲で!)

入力する文字数を減らす

入力する文字を減らすという意味では、意図を端的にバシッと伝える短い言い回しを身につけるのが効果的でしょう。

参考 「わかりやすい文章を書く全技術100」は端的な表現手法を学べる良書 – NAEの仕事効率化ノート

一度に入力できる文字数を増やす

一度に入力できる文字数を増やすなら、辞書登録を活用しましょう。たとえば・・・

  • 「おつ」→「お疲れさまです。XXです。」
  • 「よろ」→「よろしくお願いいたします。」

のような。

パソコンではやっていても、スマホでやっている人、意外と少ないんじゃないでしょうか。

効率の良い文字入力を身につける

どうしても長文を打つたなければならない場合は、効率の高い文字入力方法を身につけましょう。

たとえば単なるフリック入力ではなく両手フリック、状況が許せばBluetoothキーボードを使うのも良いでしょう。

参考 Androidスマホ+Bluetoothキーボードで、日本語入力を倍速化する方法

自分用のメモや、誤変換を気にしないやり取りであれば、音声入力が最速です。

参考 句読点や改行もサクサク入力できるAndroid音声入力アプリ「Speechnotes」

それでもスマホをやめられない場合のBプラン

とはいえ、いきなりスパッとスマホをやめるのは難しいもの。

であれば次善策として、スマホを使いすぎることによる悪影響をおさえる方法を考えるのが良いでしょう。

スマホの使いすぎによる症状別に、有効な対策を紹介していきます。

目の疲れを軽減する

スマホに「夜間モード」という設定があればオンにしましょう。色調がやわらくなり、目への刺激が減ることで、目が疲れにくくなります。

とはいえ「夜間モード」の効果は限定的なので、可能であればブルーライトカットメガネの購入をおすすめします。

ぼくも購入してずっと使っていますが、スマホ・PCの使いすぎによる目の疲れからくる頭痛が一切なくなりました。

参考 ブルーライトカットメガネ「JINS SCREEN DAILY USE」を1年使い続けた効果のレビュー

姿勢の歪みや首肩の痛みをやわらげる

スマホを覗き込みすぎて頭が前に出てしまい、猫背が加速して首肩の痛みが出てしまう。これが「スマホ首こり」です。

対策は、目線と同じ高さにスマホを持つようにすること。手は疲れますが、スマホ首こりを防ぐにはこれが一番です。

しかし、もし「すでに歪んでるor痛い」と自覚があるなら、まずカラダファクトリーなどで姿勢を調整してもらうことを強くおすすめします。ケアの効率が全然違うので。

参考 ひどい首こりが2週間でだいぶケアできたので、具体的な方法を紹介

参考 カラダファクトリーのWeb予約方法をわかりやすく解説。来店時のポイントも紹介します

まとめ:スマホはスパッと使ってすぐしまおう

スマホは便利なのでつい開いてだらだら見てしまうもの。気づいたら30分たっていたなんてことも。

しかし、あてもなくスマホを眺める習慣は、息抜きの顔をしながら頭や身体に負担となってあなたを蝕みます。

その時間を短くして、スッキリと前向きな気持ちでいられる時間を増やしてみませんか?

以上、スマホをだらだら見るのをやめたメリットをご紹介しました。

タイトルとURLをコピーしました