会議、楽しんでますか? 楽しくない? そうですよね。
でも、ちょっと見方を変えるだけで会議はワクワクするエンターテイメントに早変わりします。
そのポイントである「会議とは演劇(ショー)である」について、お話したいと思います。
会議はつまらない?いや、ワクワクするエンターテイメントです!
会議といえば、参加者がいて、それぞれに役割があったりして、何かが決まるとか、情報共有されるとか、目的や形式はいろいろですよね。
と言いつつも、基本的には
- 話す人がいて
- 聞く人がいる
という構成のはず。
これ、ショーと同じじゃないですか?だって
- 話す人=パフォーマー
- 聞く人=オーディエンス
ってことですよね。
ほら、言葉を変えるだけでエンターテイメントに見えてきませんか?ワクワクしませんか?
え、そうでもない?はい。
ではもう少し、ワクワク感を高めてみましょう。
つまらない会議にも必ずあるワクワクポイント
会議にはプレゼンがあり、発言があり、議論があり、合意や決裁があります。
エンタメやショービスで言えば、オーディエンス(参加者)が自由にパフォーマーにもなれる(発言できる)、素人参加型のトークショーですよ。
ではトークショーでは何が面白いのか?その鏡写しが会議のワクワクポイントになっているはず。
人の意見が面白くてワクワクする
まず単純に人の意見を聞くのは面白いですよね。考え方が違ったり、視点が違ったり。
この人こんなこと考えてたんだ!この発言いいね!
いやちょっとまて、この意見はないわー。むしろこれ今言う?
といったように、発見がたくさんあると思うんですよね。
特に部署やプロジェクト跨ぎなど、カルチャーや視点の異なる組織を横断する会議では特に「人の意見が面白い!」と思えるのでは。
知らなかった情報でワクワクする
その中にはきっと知らない情報やおもしろい話も含まれているはず。
思いがけない新情報が飛び出してきて「へー!」となって知的好奇心をビンビンに刺激されたり。
これ、楽しくないですか?
情報共有系の会議はもうこの発見ばかりですよね!そもそも未知の情報を知るための会議ですから、知っている情報しか出てこないなんてないはず。
ものごとが決まり進むのでワクワクする
情報共有系以外でいうと、決裁や意思決定がされる類の会議もあります。
個人的にはこういう会議が一番おもしろいと思っています。だって関係者がその方向に向いて動くことが決まるんです。ダイナミックですよね!刺激的ですよね!
トークショーで言うと、時たまはさまれるオーディエンス投票がこれにあたります。方向性が決まるという点ではや意思決定と同じ。
もちろん自分の望む方向にいかない場合もありますけど、ほら、それも含めてエンターテイメントじゃないですか。
皆が自分の話を聞くのが最高にワクワクする
最後に、発言者に参加者全員が注目するという部分。これが一番面白い!
トークショーのカメラ操りを思い出してください。話している人にカメラが向き、皆がそこを見ますよね。
つまり、自分が話している時間は自分のオンステージ。
パフォーマンスする側として存分に楽しめますよね!(まあここは人によりますけど・・・)
つまらない会議を楽しみ、楽しませるための心がけ
楽しい!面白い!最高だ!ヤッホー!ヒャッホー!
と勢いばっかりでやってきましたでしたが、具体的にどうすれば会議をショービズ的に楽しめるのか?
少し、考えてみたいと思います。
オーディエンスとしての楽しみ方
まずは参集される側、オーディエンスとしての楽しみ方です。
自分の果たすべき役割(配役)を認識する
まず、自分はこのショーをどう盛り上げられるのか?つまり、会議において果たすべき役割を明らかにします。
なぜ自分がここにいるのか?自分がこの会議でできる貢献は何か?と言い換えてもOKです。
後述しますが、会議きちんと設計されているなら自分の役割も明確に定義されているはず。
もしそうでなくとも、自分のできることを探してどんどん入り込む心意気を持つだけでも楽しめるポイントが見つかるはず。
積極的に参加し、盛り上げる
それを見つけたら、後はタイミングを見ながら盛り上げにかかるだけ!
有意義な議論ができる、決めごとがスムーズに進む。自分の発言によって会議がそんな方向に進む!と思ったならどんどん発言していきましょう。
もし自分の意見が却下、もしくは無視されたとしても、言わずに悶々とするよりはるかにスッキリすることと思います。
トークショーで言えば歓声ですかね。ブーイングやヤジとはちょっと違う。
なんならパフォーマーとして前に踊り出てもいい。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損。
パフォーマーとしての楽しみ方
次は参集する側、パフォーマーとしての楽しみ方です。
一言でいえば、観客を魅せる(=会議を有意義なものにする)ために全力を尽くします。
コンセプトや伝えたいメッセージを決める
まず、ショーのコンセプトや伝えたいことを決めます。
この会議は何のために開くのか?会議の目的を明らかにするのです。
情報共有型の会議なら、何を共有すべきなのか。何を共有したいのか。その理由は何か。
決裁・意思決定の会議なら、何を決めてほしいのか。なぜ今決めるべきなのか。
メッセージ性のないショーがつまらないように、目的のない会議は無駄でしかありません。
演目を決め、ショーをデザインする
次に、ショーのデザインをしていきます。
つまり、会議の目的を達成するためのストーリーや内容を組み立てるのです。
会議名は演目、アジェンダはショーの流れやメニュー、アジェンダ別のコンテンツは台本、そしてスライドのデザインはショーの演出にあたります。
では、どのように会議をデザインすれば会議の目的を最短距離で達成できるのか?
具体的な方法論は以下の記事でまとめています。
自分とチームメンバーの配役をする
もしショーが独演会ではない場合、つまり複数のパフォーマーが登場する場合、配役を決めるていきます。
会議であれば
- 自分はメインで発表する人
- 上司のBさんは時折コメント挟んで信頼感を補強する人
- 若手のCさんは発言を促しながら議事録を取る人
- 役員のDさんは最後の総括と決裁をする人
というように、各々の参加者について役割を考えることがこれにあたります。
先ほどはオーディエンスとして自分の役割を見つけにいけ、という話をしましたが、役割の定義はパフォーマーとオーディエンスの共同作業。
良いショー(会議)にしようとお互いが思っていることが大事です。
ショーの練習とリハーサルに勤しむ
ショーの内容が組み上がったら、あとは本番に向けて練習を積み、リハーサルを繰り返ります。
会議も同じ。プレゼンの練習や想定Q&Aの整理などの事前準備は会議の成功には必須です。
とはいえ、会議1つのために練習をする時間なんてないよ、という場合もありますよね。
ただ自分のパフォーマンス=作品からなるショーを最高のものににするためには、少なくともイメトレだけでもこなしておくことが望ましい。
もちろん過去に十分な経験を積んでいるのであればぶっつけ本番でもいけてしまうかもしれませんが・・・。
ショーの本番を思いきり楽しむ
そしていざ本番。ショーをデザインし、配役を考え、練習を積んだのだから、あとは本番を楽しむだけです。
身体と心を整え、リラックスしながら、思う存分パフォーマンスを楽しみましょう!
会議室はパフォーマーである自分の劇場。のびのびとプレゼンし、のびのびと議論すればいいんです。
まとめ:つまらない会議もショーとして捉えるとおもしろい
というわけで、会議をショービズとして捉えなおしてみるとワクワクするというお話でした。
憂鬱な会議もあると思います。でも、そこにあえて自分から楽しみを見つけにゆく姿勢で臨むことで、仕事が一つ楽しくなるかも?しれませんね。
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