こんにちは、モミアゲとあご髭がつながっているNAEです。
考えごとをしているとつい手がアゴに行く。そこにある髭を触ってしまい、ついに抜いてしまう。
そして気づいたら抜かれた髭の残骸が散らばっている・・・
何度後悔しても繰り返してしまうこの厄介な髭の抜き癖。ぼくもずいぶん長く悩まされてきました。
しかし超シンプルなあるコツを身につけてから、このループから抜け出すことができました。
そのシンプルだけど意外な方法を共有したいと思います。
悪いのは、髭ではなく指先だったんです。
髭を抜いてしまうまでの流れ
まず、人が髭を抜いてしまい、抜き続けてしまうまでの流れをおさらいしておきましょう。
- 考えごとをして思考が詰まってくる
- 手がアゴの近くへ行き、触り始める
- 触感的に目立つもの(=髭)に集中する
- 目立つ髭を取り除きたくなり、抜こうとする
- ツメでしごかれた髭の毛先がけばだつ
- 余計気になってしまい、抜けるまで続ける
- 抜けたら次のターゲットを探し始める
考えごとをするときに手遊びを始めてしまうのはよくあることだと思います。髪を触る、机をタンタンとタップする、ペンをカチカチするなど、人によってパターンは様々ですよね。
髭(特にあご髭)を生やしている人、もしくは朝剃っても夕方には青々としてくる人は、こんなときついつい髭を触ってしまうのではないでしょうか。
剃り残しでポツポツ生えている髭はただでさえ気になる。キレイに剃っても夕方には生えてくる。バリカンでキレイにトリムしたつもりでも一本だけピョンっと長いのが残っている。・・・どうしても気になってしまいますよね。
やっとの思いで1番気になる髭が抜けても、そのままの勢いで2番目に気になる髭(=その時点で1番気になる髭)を抜きにかかってしまい、結局その繰り返し・・・
まさに髭抜きの無限地獄です。
指先が疲れる、気が済む、もしくは髭の残骸を見てハッと我に返るまで、止まることはありません。
髭を抜く癖がついてしまう理由と心理
そもそもなぜ人は髭を抜いてしまうのか?そしてなぜそれが癖になるのか?
諸説ありますが、原因はストレスや脳の勘違いという意見がありますね。
参考 髭を抜く癖を直す方法!私も実践した効果的な方法を紹介! | ニュースと共に生きる
また以前、どこかのテレビ番組で
- 戦国時代に髭を抜く癖があった武将がいた
- 当時はあらゆる政務が手作業で深夜まで続くこともザラだった
- そのため集中力の維持と眠気覚ましのために髭を抜いていた
なんてことが紹介されていた記憶があります。
実はぼくも何度も無限髭抜きをやってしまった経験があります。
自分を観察してみた結果、
- ストレスがたまったとき
- イライラしたとき
- あまり頭が働かないとき
にやってしまうことが多いですね。
抜いてしまうのは主にもみあげをあご髭の間。あごのエラ骨が出っぱっている部分です。
頬づえをつくような姿勢になるとついついそこに手が行ってしまうんですよね。
髭を抜く癖によりもたらされる悪影響
髭を抜く癖、別に悪影響がなければ放っておいてもいいんです。
しかし残念ながら髭を抜く癖には少なくとも、衛生面、生産性、見た目の観点から悪影響があります。
衛生面:炎症、ニキビ、埋もれ毛などの原因になる
髭も毛ですので、そこには毛穴や毛根があります。
そしてもし毛を指先で抜いているとしたら、手の雑菌が毛穴に入り込んで炎症を起こしてしまうことがあります。ぼく自身ピンセットで抜いても炎症になった経験があるので手だと余計に危険。
炎症を起こした毛穴はそのまま治ることもあればニキビ的に残ることもあり、あまりよろしくありません。
また毛が毛穴から出られず肌の下で伸び続ける埋もれ毛のリスクもつきまといます。
埋れて伸びた毛を取り出すのは一苦労ですよ。針やピンセットを駆使して肌を掘り起こすことになるので。上手くやらないとキズも残るし、良いことなしです。
埋れ毛を摘出してみたら1センチくらい伸びててゾッとした・・・なんて経験もしました。
生産性:集中力が削がれる
これはぼくだけかもしれませんが、髭を抜いている時は集中できているようで実は全く集中できていません。
次に全く集中できていないダメダメな時の行動がこちら。
- 極端にマルチタスクしている
- 頻繁にメールチェックしている
- 目の前の仕事が正直つまらないor意味がないと思っている
- 歯を噛み締めている
- 首がこわばり、頻繁にストレッチをしている
- ヒゲを抜く、片ひじをつく、足を組む
- 呼吸が浅い、または息が止まっている
- キーボードの打鍵音がいつもより大きい
見るだけでもダメダメリーマン感が満載です。
参考 「儀式化」は本当に効果があるのか?2ヶ月の検証実験でわかった効果と限界 – NaeNote
髭を抜くこと自体はもしかしたら気持ち良いのかもしれません。だって抜いているときは指先やピンセットに神経を集中しているんですから。
それだけ脳みそのリソースがそちらに割かれ、肝心の「集中して考える」がおろそかになってしまいます。
見た目:髭ファッションが崩壊する
髭を無限に抜いてしまう一番の悲劇が、見た目だと思います。とくに髭をファッション的に生やしているメンズにとっては。
ぼくは髭が濃いんですが、髭がOKな職場なので、もみあげとあご髭をつなげています。
しかしよく手がいってしまうアゴのエラ部分の髭を抜いてしまうともみあげとあご髭が分断されてしまうです。それも、片方だけ。
これはまさに大惨事なわけです。こち亀の両さんのまゆげがつながっていないようなものですからね。
そのエリアの髭を一通りを抜いてしまったが最後、ふたたびもみあげとあご髭をつなげるには、ただ抜いてしまった部分が再生するのを待つのみ。
それまでは、髭を全部剃る、もしくはあご先端の髭のみを生やすという、自分的には微妙なスタイルでしのぐことになります。(ちなみに再生するまで2〜3週間くらいかかります・・・)
髭を抜く癖を直すためのシンプルかつ意外な方法
こんな悲劇が起こることがわかっていてなお、なぜ人(ぼく)は髭を抜き、抜き続けてしまうのか。
その原因を探ってみた結果、ひとつの答えに行きつきました。
それは、指先の触覚です。
髭を抜きたいと思うそもそもの原因
ここで、髭を抜いてしまうまでの流れを抜粋してみます。
- 考えごとをして思考が詰まってくる
- 手がアゴの近くへ行き、触り始める
- 触感的に目立つもの(=髭)に集中する
- 目立つものを取り除きたくなり、抜こうとする (以下略)
この4番、触感的に目立つという部分がネックです。そもそも髭に集中してしまうのは、アゴを触ると髭が目立つように感じるからなんですよ。
だからといって、常にアゴを髭剃りたての状態に保つのも難しい話。
髭は生えてくるものですし、仕事PCの横にT字カミソリを常備して気になったたびに剃るわけにもいきませんし。
となると、解決のキーワードは触感(触覚)ということになりますよね。
指先の触覚は1ミクロンのデコボコも識別する高感度センサー
ここで、指先の触覚についてひとつ引用してみます。
触覚の理論的限界は0.1μm
本当にざらつきなどがあるか、板の表面をレーザー顕微鏡で計測してもらう。すると、0.5μmほどの凹凸があった。小宮さんはこんなに細かい凹凸を指先で感知できるのだ。
(出典:資料 サイエンスZERO: シリーズ 五感の迷宮�X 触覚 進化が磨いた高感度センサー)
そう、指先は1ミクロン未満という目で見てもわからないような違いでさえ識別してしまう、超感度度センサーなのです。
パッと見ツルツルな表面でも触ってみると少しザラザラしていて気になってしまうことってありますよね。これです。
そんなセンサーでアゴのデコボコをスキャンしているんですから、目立たない部分が見つからないほうがおかしいんです。髭の剃り残し、生え始め、長さの違いなんて一瞬でヒットしちゃいます。
1番目立つ髭を処理した瞬間に次のターゲットが見つかってしまう理由も理解できますね。
それなら髭を指先で触らなければいい
であれば、そもそも髭を指先で触らなければいいのではないでしょうか。
高感度センサーだからこそ目立つものが見つかって気になってしまう。ならば触覚の感度が低い部分で髭を触れば抜くには至らないはず。
触覚が高感度なのは指先だけですから、指先以外ならどこでもいいと思います。
ぼくの場合は指の背の部分で髭を触るようにしています。
結果、髭は触ってしまうものの、髭を抜くまでに至ることが激減しました。
お手軽で簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
まとめ:髭を抜く癖は指先から直そう
以上、髭を抜く癖は指先の使い方で直せるというお話でした。
見た目や生産性・効率性の問題だけでなく、毛穴が炎症を起こす、埋もれ毛の原因になるなど、衛生面での問題も指摘されている髭を抜くという癖。
ちょっと指先の使い方を見直すだけで劇的に改善できますので、試してみてはいかがでしょうか。
コメント
髭抜くのって気持ち良いし、本当に癖になっちゃうんですよね!!
このページに出会えて有難いと思っています!
早速僕も対策試してみます。ありがとうございます。
お役に立てて嬉しいです!