ぼくは外資系コンサルティング企業でIT戦略コンサルタントとして働いています。
スキルや知識をキャッチアップすべく、最新のIT(デジタル)関連ニュースは常に追いかけています。
とはいえ時間は有限。ニュースを無限に追いかけるわけにもいきません。
そこで読むニュース・読まないニュースの基準を設けています。
今回はその基準を共有してみたいと思います。
ニュースの読み方
ぼくは主にFeedlyとPocketを使ってニュースを読んでいます。
FeedlyでRSSを集約し、ちゃんと読むべきと思った記事はPocketに送って読む。その場で目を通せばいいやと思ったらFeedly上で概要だけ読む。
Pocketに送る理由は、自分が過去に読んだ記事=自分にとって重要と思った情報がPocketに集約されて検索もできる状態を作りたいためです。
社内外問わず情報発信をする際のネタ元として非常に強力。
具体的な方法はこちらの記事にまとめています。
読むニュースの判断基準
ここでキーになるのは、どのような記事をPocketに送る=ちゃんと読むのか?ということ。
ただ興味があって読みました、だけだと、せっかくのPocketも有益な情報ソースにはなりません。
自分がどのような基準で記事を選びちゃんと読んだのかを把握しておくことが重要です。
ぼくの場合はとてもざっくりで、3つのレベルしかありません。
ちゃんと読むニュース
自分の血肉になりうるものをはきちんと読むようにしています。
具体的には
- ITやデジタルの未来を読み解くための重要なトレンド<
- C-Level向け(と思われる)意見や知見
- 自分や組織の生産性向上につながるTips
- 人生を豊かにするヒントになりうるもの
- 自分の考えを促進し、発信する情報の精度向上に貢献しうるもの
というような記事です。
Pocketに送り、じっくり考えながら読んでいきます。ときには自分の考えをそえてFacebookやTwitterへ投稿します。もちろん、本ブログの記事にする場合もあります。
概要だけおさえるニュース
世間の話題についていくために知っておいたほうが良いものは、あまり深く読み込まずに広く浅くおさえています。
- トップニュース
- 話題になっている記事
このような記事はFeedly上で概要のみ読む、もしくは見出しを読むにとどめ、Pocketには送りません。
Feedlyのみで話題がカバーできていないなと感じたときは、SmartNewsやYahoo!Newsで追加で見出しを追う場合もあります。
読まないニュース
たとえばタイトルから以下のようなイメージを持つものはタイトルだけ見てすっ飛ばします。
- 示唆のない感想文や日記に見えるニュース
- 笑っておしまいのネタニュース
- 2chまとめサイト的なニュース
- あまり目を引かない新製品のニュース
これらは暇つぶしにはいいものの、読んでも身にならないし何のアクションも起こさせなことが経験上多いためです。
もちろん話題についていくために読むときもありますが、読んだ先にある目的やベネフィットが十分に魅力的である場合に限ります。
まとめ:情報は無限、時間は有限
というわけで、IT戦略コンサルタントが読むニュースの基準をまとめてみました。
この方法を始めてから、RSSフィードの処理やちゃんと読むべき記事の熟読もスキマ時間でできる分量で収まっています。
世の中が情報であふれている中、自分にとって価値のある情報とは何かを理解し、ふるいにかけられる能力(情報リテラシー)は必須スキルです。
有限な時間を無限の無駄なコンテンツに消費させられなようになりたいものですね。
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