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カラダファクトリーが指名料を取るようにしたのは英断だと思う

2018年9月から、カラダファクトリーが「指名料」を取るようになりました。

指名料とは……

  • 予約時に施術スタッフを指定するのにかかる料金
  • 直指名(◯◯先生がいい)にくわえ、男女指名(女性の先生がいい)も対象
  • 指名料は1回あたり540円
  • 指名しなければ、指名料はかからない

これをもって「値上げだ」「もう行かない」と文句を言う人もいますが、ぼくは英断だと思っています。

店とスタッフ、そして客。全員にメリットがあるからです。

店のメリット

クレーマー客の事前排除

指名料を取ることで、店は「値上げだ」「もう行かない」と言うクレーマー気質の客を事前に排除できます。

整体の手技は高度な専門技術。熟練スタッフの効果の高い施術を受けたければ、高い対価を出すのは当たり前。新人と熟練者が同じ料金というこれまでのいびつな状態が、「指名料」という形で正しい状態に近づいただけです。

それにそもそも、指名しなければ指名料はかかりません。指名料を「値上げだ」と言っている人は、要するに指名するほど信頼をおいているスタッフの技術力に500円も払えない、と言っているんです。

これは時給1,000円の飲食バイトにホテル並みの接客を求めているのと同じ。「良い技術を安くよこせ」系の客を排除できるのは、店にとって喜ぶべきことでしょう。

稼働率or売上アップ

指名料を取らないと、腕の良いスタッフに予約が偏ります。

たとえば新しい患者さんが来るとき、

  • 熟練スタッフが担当 → 満足 → 次も同じ担当で
  • 若手スタッフが担当 → 不満 → 次回は別で……

となる可能性は高い。すると腕の良い先生ばかり「次回もお願いします」となるんです。

しかし指名料を取ることで、予約時にあえて「指名しません=新人スタッフでも文句言いません」と伝える人が増えます。

すると、これまで患者が回ってきにくかった若手スタッフの稼働が上がり、スタッフ全体の負荷が平準化され、全体として稼働率が上がります。

仮に熟練スタッフにのみ指名が集まったとしても、指名料分だけ売上が上がります。

つまり指名料を取るのは、店としては稼働率と売上、両面でハッピーなのです。(もちろん全体の客数がガクッと減らない前提の話ではあります)

スタッフのメリット

熟練スタッフ:インセンティブが得やすい

指名料を取るということは、指名された先生にはそれなりのキックバックが入るはず。

指名が本人の収入に反映されるなら、当然やる気も出るでしょう。

指名料は熟練スタッフにとって喜ばしいことのはずです。

新人スタッフ:臨床経験が増えやすい

あえて指名しない患者が一定数あらわれることで、新人スタッフに患者が回ってきやすくなります。

すると手技の熟達に必要な臨床経験が増え、技術の獲得スピードが早まります。

よく美容院で見る「新人美容師はシャンプー・片付け・マッサージだけやって全然練習できない」的な状況になりにくい、ということです。

指名料を取るのは、新人スタッフにも嬉しいはずです。

客のメリット

ここまでカラダファクトリー視点で書いてきましたが、ぼくたち患者にとっても指名料を払うメリットがあります。

信頼している担当スタッフの予約確度が上がる

指名料を取るようになることで、技術力に定評があり信頼している熟練スタッフの競争率が減ります。

すると自分が予約するとき、好きな時間に予約できる確率が上がります。スタッフの空き時間に縛られにくくなるんです。

これは患者としてはとても喜ばしいこと。本来は2週間に1度通うべきなのに、時間の都合があわず3週間後に行った結果、せっかく積み重ねてきた矯正が解けて元の状態に戻ってしまう、なんてこともあるからです。

整体治療が一度で終わることはほとんどありません。定期的に通ってはじめて快方に向かいます。通院ペースが落ちればその分治療も長引きます。予約の都合がつかなかったから治療が長引くなんて本末転倒です。

指名料を払うことで信頼している担当スタッフの予約確度が高まるのは、治療の短期化の観点でメリットがあるんです。

自助努力に目が向く

指名料に540円追加でかかるなら、通う回数を減らせるよう努力しようと思うのが自然です。

施術のときに受けたアドバイスを守り、教えてもらったトレーニングやストレッチをきちんとこなす。こうすることで、治療に必要な通院回数は圧倒的に減ります。

実際ぼくは過去、カラダファクトリーのスタッフの言うことをクソ真面目に聞いてセルフケアに取り組んだ結果、首こりを2週間で9割完治させられました。今でも再発していません。

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指名料を取られる=節約のため早く治そう……と患者に考えさせるのは、予約確度の話と同じく、治療の短期化の点ではメリットであるはずです。

まとめ:カラダファクトリーには頑張ってほしい

異論反論、さまざまな意見があると思いますが、指名料を取ることにしたカラダファクトリーの決断をぼくは支持します。

カラダファクトリーにはこれまでなにかとお世話になってきたので、これからも頑張ってほしい次第です。

 

 

以上「カラダファクトリーが指名料を取るのは英断」というお話でした。

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