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課題管理フレームワークを日々の不安・不快解消に適用したら気分が軽くなりそう

課題、真因、解消法 思考力・行動力

仕事で日々やっている「課題解決」のフレームワークを、日常の不安・不快解消に当てはめてみたら結構よさそうだったので、やり方を共有します。

なんとなく不安に思っていることがずっと残っていて、解決までの道すじも見えなくて、そもそもなんで不安なのかもわからない。

そんな方はぜひ、お試しください。

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1. 不安・不快を全部書き出す

ノートでもパソコンのメモアプリでも、音声入力でも、なんでもいいです。

まずは頭のなかにうずまく「不安・不快」を、全部書き出しましょう。

トピック、粒度、順序、そんなことは全く気にしなくていいです。

10分間1本勝負。とにかく頭に浮かんだものから順に、手が止まらないように書き続けます。

そもそも、パッと頭に浮かぶ=一番気になっている不安・不快であるはず。

人から見て大事かとか、そんなことは一切考えず、自分にとってどうなのかだけ考えて、まずはリストを作ってしまいましょう。

結構な数の不安・不快が出てくると思います。(ぼくは今朝やってみたら、大小さまざまのものが17個出ました)

2. なぜ不安・不快なのか、実害を書き出す

次は、書き出した不安・不快に一度見直しを入れます。

不安・不快に思っていることが、実際どのくらい自分に実害をおよぼすのか、書いてみるんです。

 

たとえば、「子供がわめいたとき、毎回待ち合わせに遅れるのがイヤだ」という不快があったとします。

たしかに待ち合わせに遅れると嫌な気分になりますが、実害が明らかになっていません。

 

そこで「子供がわめいたとき、毎回待ち合わせに10分くらい遅れるのがイヤだ」と書いたらどうでしょう。

「10分」という情報が加わっただけで、実害の大きさがくっきりわかるようになりましたね。

とにかく「なんとなくイヤ」を「実害」に置き換えるのがポイントです。

 

※実害を際立たせる書き方のコツについては過去記事をどうぞ▼
参考 課題やリスクの正しい書き方、正しい行動を導く表現方法とは

3. 本当に解消すべき不安・不快なのか仕分ける

それらすべてに対処するのは大変です。なので、対処すべきものを絞りましょう。

仕事では通常「時間と労力の面で現実的か」「対応するうまみはあるのか」など、複数の観点で仕分けます。

しかし、日々の不安・不快解消でそんな難しいこと考えていられませんよね。

 

なので、ポイントを1つに絞ります。不安・不快による実害がどれほど大きいのかです。

たとえば、先ほども例にあげた「子供がわめいたとき、毎回待ち合わせに10分くらい遅れるのがイヤだ」について。

これだけ見ると実害ですが、実はほとんどの場合「10分程度の遅れなら全然OK」というユルい場だったらどうでしょう。(沖縄時間、的な)

自分では実害に見えてていた「10分遅れる」は、実は自分で自分の首を締めているだけだった……となりますよね。

 

もちろん基準は人それぞれですが、とにかく優先的に解消すべき=本当に実害が出ている不安・不快はどれか仕分けることが大事。

3分もあれば、バーっとマークをつけられるはずなので、一気に仕分けてしまいましょう。

この時点で、自分が感じていた不安・不快が、実は全部思い込みだった……と判明するかもしれません。

4. 不安・不快を解消するためのアクションを書く

ここまでで、本当に対処すべき不安・不快があきらかになりました。

次はそれらを潰していく番です。

不安・不快を解消するアクションを、それぞれの不安・不快の隣に書いていきます。

 

「子供がわめいて毎回10分遅れるのが本当にイヤだ」だとすると、つきなみですが

  • 時間に余裕をもって準備をはじめる
  • 子供と十分に遊んでから準備に誘う
  • お菓子やおもちゃで誘う
  • 夫or妻に、もっと協力してもらう

などのアクションが考えられるかと思います。

 

不安・不快=解決するべき課題や実害があらかじめ明らかになっているので、

  • 解消するアクションのアイデアがわきやすい
  • 人に協力をたのむときの説得材料がそろっている(=人に助けてもらう、というアクションも書ける)

という状態になっていると思います。

そのぶん、「なんとなく不安・不快」という状態でいきなりToDoを書くよりも、かなりアクションが出やすいですし、現実的に解消に向かいやすいでしょう。

5. アクションが完了したら、不安・不快を消し込む

書いたアクションをちゃんと実行することは前提として、アクションを実行したら、1つ1つ消し込んでいきましょう。

チェックを入れるでも、横線で消すでも、なんでもいいです。

スマホのToDoリストアプリにメモを書いていたなら、「Done」マークをつけましょう。

そうして「不安・不快」の隣に書いたアクションが全部チェックがついたら、「不安・不快」そのものに解決マークをつけます。

 

ここでのポイントは、アクションの1つ1つがちゃんと「不安・不快」と紐付いていることです。

やみくもにToDoを書いてこなしても、結局「で、どうなったの?」が見えにくいもの。

そこの「課題ーアクション」の紐づけさえされていれば、

  • こういうアクションをとった
  • 結果、こういう課題(不安・不快)が解消された

と、アクションによる成果が見える化できるはず。

それだけ達成感が出やすいはずですし、無駄なアクションをしていないはずなので、より効果的に「不安・不快」を解消できているはずです。

6. 1日のおわりに見返す

そうして消し込まれていった「不安・不快」は、1日のおわりに見返します。

消し込まれた「不安・不快」や「アクション」を眺めて、思う存分ニヤニヤしましょう。

それが、その日あなたががんばった実績です。自分をほめてあげましょう。

もし消し込まれなかった「不安・不快」があったとしても、それらはまた明日の朝、別のページに書けばいいんです。

もしその日のうちにやりきれなかったアクションがあったとしても、

そうやってくり返していけば、どんどん「不安・不快」が消し込まれていくはずなので。

まずは紙とペンで書くところからはじめよう

この方法に必要なのは、紙とペンだけ。

頭の中をまずは紙に書く。浮かんでくる不安・不快を文字にする。

どうせ自分しか見ないメモなので、恥も外聞もありません。

チラシの裏でも計算用紙でもなんでもいいので、まずは書いてみてください。

実は「不安・不快」を紙に書くだけでも結構スッキリするものです。

頭が軽くなるので、

※もう少し構造化した方法論もあります▼
参考 「1分間日記」を2週間続ければ自分のトリセツが手に入る

まとめ:「いい気分」でその日を終える

この方法、実はもう1つ裏の目的があります。

「いい気分」でその日を終えることです。

朝に「不安・不快」を全部書きだし、アクションを決めて、1日かけて実行していく。

すると夜にはきっと、「不安・不快」が朝よりも減っているはずですね。

つまり夜の自分は、「不安・不快」が少なくなって、頭も心も軽くなっているはず。それだけ、いい気分で1日を終えられるはず。

これ、結構気持ちいいと思うんですよね。

「と思う」と書いたのは、ぼくも今朝この方法を思いついて実践中の身だから。しばらく続けてみて、経過を見てみようと思います。

以上「課題管理フレームワークを日々の不安・不快解消に適用したら気分が軽くなりそう」というお話でした。

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