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「自分にあったアウトプットのスタイル」は、時とともに変わる

text vs diagram

以前「 デジタルネイティブの時代、紙とペンはオワコンになるのか」という記事で、

  • 最近の子が手書きをあまり使わない
  • それは、そもそも頭の使い方がオジサンたちと違うからでは

という話を書きました。

が、最近アウトプットのスタイルで頭の回転が違うのはオジサンである自分も同じだし、むしろ「自分にあったスタイル」ですら変わっていたと気づいたので、その話を書きます。

従来は「図で描く」スタイルだった

ぼくは右脳優位なせいか、「図を書く」のほうが考えが進む傾向がありました。

よく使っていたのは、コンサルがよく使っている5ミリ方眼紙。

この紙にマトリクスやダイアグラムを描いては考えを深めていたんです。

そのほうが、最終的なアウトプットであるプレゼン資料に近いものができあがりますし、図にしてみると意外と「ここ考えが足りないな」と気づきやすかったからです。

くわえて、部下の子に「こんな資料作って」と指示するのにも便利でした。言いたいメッセージと資料の構成を伝えることで、成果物イメージを伝えられるので、効率がよかったんです。

※「成果物イメージ」 については過去記事「マジやめて!「よしなに」の意味を誤解した使い方が厄介すぎる」で解説しています。

最近は「文字ベース」のほうが考えが進む

しかし、最近はことさら図を描く機会が減りました。

なぜなら、文字で書いたほうがはるかに頭が回転するようになったからです。

特に

  • 箇条書きで情報を構造化しながら考える
  • 自分が話している様子を想像しながら散文を書く

だと、クルックル頭が回ってくれます。

これは手書きだろうがパソコンだろうが音声入力だろうが変わりません。とにかく「文字によるアウトプットを前提に考える」ほうが、思考がクリアになるんです。

成果の出やすいアウトプットのスタイルが変わった理由

しかし、なぜでしょうか?

理由を少し自省してひもといてみると、3つの理由が思い浮かびました。

 

「慣れ」が変わった

1つは、日々ブログを書いている影響で、頭の「慣れ」が変わったのでは、という点。

ブログを書く=文字がメインの最終アウトプットを作成する

ですので、それだけ文字を使って考える機会が増え、結果として考えるツールが文字に寄ったのかな、と。

「役割」が変わった

2つは、仕事における自分の役割が変わってきたという点。

そもそも、成果物イメージの手書きの紙を渡して指示する「写経」タイプの仕事の振り方をしなくなってきました。

というのも、下につくメンバーが、入りたてのジュニアコンサルではなく、そこそこ経験してきた中堅コンサルになってきたから。

彼ら・彼女らは本当に優秀で、視野も広いため、資料を作る背景や目的をきちんと理解しています。そのため「こんなメッセージの紙がほしい」と伝えると、7割くらいの確率でいいものをもってきてくれるんです。

すると、

  • 自分は文字ベースで考えたものをベースにディレクション
  • 具体的な(絵的な)成果物の作成はメンバーたちが作成

……という役割分担ができあがるんですね。結果、自分は文字ベースで考えることが増えた、と。

「認識」が変わった

最後に、自分が「右脳有意」だという認識がなくなった点も大きいかなと思います。

公私ともに文字ベースで考えることが増えた結果、自分は別に「右脳有意」なのではなくて、文字ベースで考えるほうが思考が回るんだなあと感じるようになりました。

すると、あえて図的に考えなくなるんです。図を描くの、地味に時間かかりますし。

箇条書きで伝わるならそれが最強」という話を過去記事「考えるスピードは「考える前」に決まる…思考整理ツールの限界」や「仕事のコミュニケーション品質を底上げする「メモのとり方」のルール」あたりに書きましたが、それを地で行った結果、いつのまにか左脳のほうが発達していましたよ、と……

まとめ:「自分にあったスタイル」は簡単に変わる

自分の状況や習慣が変われば、自分にあったスタイル=成果が出やすいスタイルは簡単に変わるものだなあと感じました。

もしあなたが「うまくいくはずの方法でやってるのに、最近あまりパフォーマンスが出てない……」と感じているなら、その「うまくいくはずの方法」があなた自身にとって陳腐化している可能性があります。

一度自分を省みて、「今の自分」にあった方法はなんなのか、考えてみるとおもしろいかもしれませんよ。

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