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上司同士の仲が悪い。板挟みで仕事が進まない。打開策は「殴る」である

ボクシング ファイト リング 鼻血 人と組織

上司同士のスタイルや意見の違いや不仲その他で仕事の方針が右往左往。

結局、下の人間が板挟みになって振り回されてしまうなんてバカげてます。

そんな状態を打開する定石は「さらに上の人に判断を仰ぐ」だと思うんですが・・・

それが現実的には無理なときもあります。上の人ほど忙しくてつかまらないものだからです。

では、どうすればいいのか?打開策をご紹介しようと思います。

キーワードは上下左右から遠慮なく殴るです。

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上司同士の反りがあわず仕事が進まない問題

上司同士の意見がぶつかり、仕事の方針がぶれにぶれる。

方針にしたがって仕事を進める立場の部下からすると、方針が決まらないのは大問題です。

方針決めに時間がかかるあまり自分の作業時間が削られることとなり、残業や疲弊につながるからです。

解決の定石は「上司の上司に直訴」

この状況を解決するため、部下としての正しい立ち回りかたがあります

上司たちよりさらに上の人に直訴するです。

組織のパワーバランスや役割分担上、上司の上の人は上司たちを諌めることができます。

これにより、波風を起こしすぎずに上司同士の悶着をおさめられます。

定石は理想論。現実的に無理なときもある

とはいえ、定石が通じる状況は限られています。

上の人になればなるほど時間を確保しづらく、直訴したいその時にコンタクトが取れない場合が多いのです。

たとえば、こんな状況。

  1. 明日の昼までに資料を準備しないと!
  2. しかし方針レベルで上司同士の意見があわない
  3. すでに夕方、悶着が収まる様子はない
  4. 上の上の人は会議詰めで連絡がつかず……

これでは「上司の上司に直訴」じゃ望み薄ですね。

こんな状況で、部下はどう振る舞えばいいのでしょうか?

上司同士が仲が悪い系の板挟みで仕事が進まないなら、遠慮なく殴ってよい

部下である自分が、上司に対して影響をおよぼす言動をする。

この時点で、多少の波風は覚悟する必要があります。

でもどうぜ波風立てるなら、思い切っていろいろやってみませんか?

以下、いずれも多少刺激が強いものとなっております。実践される際は心してかかってくださいませ。

本質的に正しいそもそも論で、上から殴る

1つ目は、自分が上司らよりも上の人の視点を持ち、より本質に近い意見で諌める方法です。

たとえば、

「君たち些細な事で言い争いしているけどさ、今回の重要なポイントはココなんだから、ふたりとも間違っているんです。」

「そもそもぼくたちが本当に進むべき方向はこっちだし、考えるべきことはこれなんですよ。」

・・・という感じ。「そもそも論」というやつです。

「そもそも論」を有効に使うコツと注意点
「そもそも論」という言葉。うまく使えば、ピンチをチャンスに変えられる可能性があります。

超上から目線で「君たちのやってること、意味ないから」と言い切る。

キャラが立っていないと難しかったり、言うことが的を得ていなかったら返り討ちにあいますので、そこだけはご注意を。

両者の折衷案を提示して、横から殴る

2つ目は、二人の意見両方を取り入れた折衷案を作り上げて沈静化を図る方法です。

たとえば、

「Aさんの意見は業務部門の視点、Bさんの意見はシステム部門の視点ですよね。」

「両方あわせて間を探るとこういう全体像になるんじゃないですか?」

というように、両者の意見や論旨を整理してあげた上でそれらを反映したものを作ってしまいます。

こういうときって大体「べき論」の押しつけあいになってることが経験上多いです。具体的なレベルに落としてしみじみした議論に持っていってあげましょう。

「べき論」押し付け系の上司に実によく効く3つの逆質問
仕事やビジネスの場で困る無邪気な「べき論」。嫌われる押し付け上司にありがちな薄っぺらい「べき論」を建設的で実践可能なアドバイスに変えるには?

目線をあわせて仕切るけど、ちゃんと二人の意見も聞いてあげる。

これも「生意気言うな」案件になりえますが、本質的に正しければいいんです正しければ。

課題エスカレーションを通じ、下から殴る

3つ目は少し視点が自分に移ります。

二人の悶着を直近の進捗阻害要因=課題として二人にエスカレーションしてしまう、という方法です。いわゆる突き上げですね。

たとえば、

「すみません、資料作成のタスクが時間通りに終わらない可能性が高くなりました。リスクではなく、課題として扱うべきものと思います。対応期限は10分後です。」

「原因は、お二人の意見が擦り合わないことです。解決方針について相談したいので、時間をください。」

と、涼しい顔して二人に言ってしまいます。

課題やリスクについて、可能な範囲での解決方針とともに上司に報告し、必要に応じて判断を仰ぐ、という動きは本来は良い動き方のはず。

ならそれを愚直に実践すればいいじゃないですか。ただし表現方法にはお気をつけください。

夜眠れない理由は「今日はやりきった・生ききった感」不足ではないか
「一日を生ききった」「今日はやりきった」と思えれば、夜にストンと眠れるのではないでしょうか。

結論が出るまで無視しつつ、心の中で殴る

4つ目は比較的おとなしい手段です。

方針が決まらず自分が手を動かせない(動かしても意味が無い)状況が続くのであれば、無視して他の仕事をしましょう。

もしやることがなければ、そしてすぐに方針が決まる様子がなければ、帰りましょう。

あなたがそこに残っている意味はありません。すぐ帰宅です。

そもそも、仕事には役割分担があります。

方針を決めるのが上司たちの仕事なら、方針が決まらない時点で上司たちは無能ということ。

無能のせいの待ち時間で自分が残業するなんて無駄の極みでしょう。

「すみません、決まるものが決まらないなら今日は早上がりさせていただきます」

心象は最悪ですが、そう言い残して帰ってしまいましょう。ヒット・アンド・アウェイです。

上司同士の仲が悪い問題のもうひとつの解消法

最後に、もうひとつだけ解決策があります。

いっそのこと飲みに誘ってみるです。

意見の衝突の根本原因は、互いの意見が立脚する背景を理解しあえていないから。

そこでお酒の力を借りてコミュニケーションを円滑にし、わかりあってもらう場を設けて「仲直り」してもらうのです。

不仲による意見衝突はコミュニケーション・オーバーヘッドの代表格。

そこを小さくすれば、より仕事は円に進められるでしょう。

仕事の飲み会は仕事効率化に効果的だから行ったほうがいい
仕事の飲み会にどのくらい参加してますでしょうか。ぼくはできる限り参加するようにしています。だってその方が仕事が早く終わるようになるから。それも圧倒的に。

もちろん紛糾する可能性もありますので、取り扱い注意でお願いしますね。

まとめ:板挟みで仕事が進まないなら遠慮なく殴れ

というわけで、上司同士の不仲が原因の板挟みで自分の仕事が進まないならキレて(論理で)殴ってもいいんじゃないのというお話でした。

今回ご紹介した殴り方はあくまでぼくのやったことのある例です。

ほかにもいろいろな殴り方があると思いますので、ぜひ不仲上司にお似合いの殴り方を探してみてください。

コメント

  1. 板挟み太郎 より:

    出来れば直接殴りたいのですが。。(犯罪)

    • NAE NAE より:

      気持ちはすごくわかります・・・
      ゲームセンターのパンチングマシーンに行きましょう!

  2. 暇つぶしの名無しさん より:

    同じ不満を持つ部下を集めてボイコットに誘ってみるとか…(過激)

    • NAE NAE より:

      その方法に訴えずに済むように、管理職陣は仕事上の意思決定をスムーズにできる環境を整えるべきですよね。(自戒)

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